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2023/03/28新船橋CSNew!
~4・5・6月の年中行事について~
こんにちは,進学塾3Arrows新船橋CSの松岡です。

皆さん,日本の年中行事について関心を持っていますか?
年中行事とは家族・村落・国家などの社会集団を単位として,
一定の暦にしたがって,毎年くりかえされる儀礼のことを指します。
日本では,農耕など生産過程にともなった行事が古くからあり,
とくに稲作にともなう儀礼が多いです。
年中行事には,正月・小正月・節分・初午・雛祭り・彼岸・端午の節句・七夕・お盆・月見などがあり,
人々の生活のリズムとなっていました。

そんな年中行事の中で,あまり注目されていない4・5・6月の年中行事をご紹介させていただきます。

【4月:花祭り】

4月8日は仏教の開祖である釈迦が誕生した日とされており,
その誕生を祝う行事が花祭りです。

 
この仏教行事は,インドから中国を経て日本に伝わったもので,
推古天皇が在位14年(606年)に元興寺(がんごうじ)で行ったのが始まりといわれています。

花祭りでは,その名の通り,花をふんだんに飾った「花御堂」という
小堂に釈迦の誕生時の姿をかたどった誕生仏を祀り,
参拝者はこの誕生仏に甘茶をかけてお祝いします。

誕生仏の姿は,生まれてすぐ東西南北の四方向に7歩あるき,
右手で天を左手で地を指して「天上天下唯我独尊(一切の生きとし生けるものはみな尊い命を持っている)」
と唱えたときの姿を表しています。

【5月:三社祭】

東京の初夏の風物詩,「三社祭」は,浅草神社の盛大なお祭りです。

 
そして,浅草神社の隣にあるのが,雷門で有名な浅草寺で,
浅草神社のはじまりも浅草寺と深い関係があります。

浅草寺は古くからあるお寺で,その由緒は,1400年前,推古天皇の時代までさかのぼります。

西暦628年,地元の漁師である檜前浜成と竹成兄弟が,隅田川で金色の観音様を引き揚げ,
それを土地のあるじである主人の土師直中知に見せたところ,中知はこの観音様を祀ることに決め,
出家して自宅をお寺にしたのが浅草寺のはじまりでした。

やがて,浅草寺は人々の信仰を集めて大寺になり,寺を中心に地域も発展していったので,浅草寺創建のきっかけとなったこの3人を神様として神社を創ったのが,浅草神社のはじまりでした。

そして,明治政府より発令された神仏分離令によって明治元年に社名を「三社明神社」に一時期変えたので,「三社様」とも呼ばれるようになりました。これが,祭りの名称である「三社祭」の由来です。


【6月:夏越の祓い】

夏越の祓いは,古くから6月30日に行われてきた行事で,
和紙で人形をつくって息を吹きかけて川に流し,
緑の茅萱でつくった茅の輪をくぐって身を浄めることで知られています。

 
そんな夏越の祓いが行われる6月30日は,1年のちょうど半分が終わる日です。
そのため,半年間にたまった罪や穢けがれを祓うための厄払いと,
1年の後半の無病息災を祈る日となっているのです。

大晦日のほうが有名になってしまいましたが,
昔は1年の前半にあたる6月の最終日と,
後半の最終日の大晦日にこの厄払いの神事が行われていました。

大晦日は年越しの祓い,6月30日は夏越の祓いと呼ばれ,
宮中をはじめ,民間でも行われていました。

また,一般的に夏越の祓いが行われるのは新暦の6月30日ですが,
旧暦6月30日(7月下旬~上旬ごろ)に夏越の祓いが行われる地域も一部あります。


いかがだったでしょうか。
普段注目しない行事に対して興味を持ってみると意外な発見があるかもしれません。
塾で学んだことと身の回りにあることが紐づけられると一生モノの知識として
定着していきますので,是非様々な事に興味を持っていきましょう!


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