Arrows日誌

Arrows日誌ARROWS DIARY

2023/04/11奥戸CSNew!
最後まで…希望を捨てちゃいかん。
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』
原作・脚本・監督:井上雄彦
製作:東映アニメーション、ダンデライオンアニメーションスタジオ
を観てきました。

しかも、2回目…。

バスケットボール部を題材にした井上雄彦氏による漫画作品で
集英社『週刊少年ジャンプ』で1990年から1996年に全276話が連載。
テレビアニメは1993年から1996年にかけて101話が放送。

25年以上前の作品とあって、今の小中学生の子たちに聞くと
知らない、見たことない、名前だけは知っているけど…と。
バスケアニメというと『黒子のバスケ』や『あひるの空』、
『ロウきゅーぶ!』などを挙げる子が少なくないなか、
「お父さんがスラダンのコミックス全巻持ってる」という子も。

そうです。
お父さんお母さんの世代なら、わかってもらえるはず。
わざわざ江ノ島電鉄に乗って鎌倉高校前駅の踏切まで行き
海を背景に写真を撮った経験のあるという方もいるのでは。
コミックスを今も大切に持っているなんて素敵すぎます!

と、一人勝手に熱くなってしまいましたが、
ちょっと気になるという人はぜひ一度ご覧あれ。
ネタバレになるので詳しいことはお話しできませんが、
個人的には超おススメの映画です。

原作者自ら監督していることもあってか、
映像も音楽も脚本も、伏線の張り方もその回収も…
何もかもが素晴らしく、純粋にアニメ映画作品として
楽しめるのはもちろん、
「国語」の教材にもなる素敵な作品だと感じました。

小説や物語文の読解を学ぶ単元で、
テキストで解説される要点まとめとしてよく書かれるのが、

①「いつ・だれが・どこで・何をした」という話の場面把握をする。
②どんな出来事が発生したか、登場人物の人間関係はどうか。
③主人公はもちろん、周りの人物たちもの気持ちの変化を掴む。
④物語のクライマックス部分などから主題を読み取る…。

というもの。
そして、特に大切な、
人物の気持ちを読み取る際のポイントとなるのが

A:気持ちを表す心情語
B:会話文や心の声
C:人物の動作や行動
D:人物の表情や態度
E:情景描写

に注目すべし…と説明されているのが一般的です。

この「気持ちを読み取る」というのは
大人からするとそう難しくないと思える内容でも、
小中学生の子どもたちはなかなか苦戦するものです。

いくら口を酸っぱくして
「文章をよく読みなさい」と言っても
文章の表面を字面をなぞるようにして読むだけでは
なかなか気持ちを正確に読み取ることはできません。

授業では、上記A~Eまでのポイントをもとに
文章の中で気持ちが読み取れる箇所に線を引きながら
物語の読解を進めていくのですが、
情景描写などから暗示された気持ちを掴むとなると
ある程度の読書経験と語彙力をもった子でないと、
先生が解説をしてもなかなか理解してもらえないことも…。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』では、
様々な場面で登場人物の気持ちがわかりやすく描かれており
セリフや表情はもちろん、無言でハイタッチするなどの仕草や
黒い雲がもくもくと広がってきたり、抜けるような青空だったり
各所で情景描写による心情表現も多く見られます。

もし親子で映画を観に行く機会があれば、
ぜひ一緒に作品中のそれぞれの場面について、
どんな気持ちが表現されているのかを話し合ってみて
はいかがでしょうか。

ダイジェスト動画だけを見て容易に内容が掴めてしまうという
ファスト映画などがネット上で横行し昨今問題になっています。
文学作品だけでなく映像作品についても、
手っ取り早くその表面だけをなぞるのではなく、
作り手が時間と労力を割いて試行錯誤し完成させた作品を
様々な角度から捉え、考察し、仮説を立てたり調べたりして
そこに込められた想いや練られら創意工夫等に気付き
更なる面白さや奥深さを楽しめるようになって欲しいと思います。



写真は先週土曜日に実施した塾内模試「学力テスト」に
挑む奥戸CSの中学生です。

あきらめたらそこで試合終了…ですからね♪
どの子も最後まで頑張っていました。
なお、4/15(土)は小学4~6年生の塾内模試があります。

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