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2023/06/13新船橋CSNew!
~7・8・9月の年中行事について~
こんにちは,進学塾3Arrows新船橋CSの松岡です。

前回,ご紹介した年中行事と同様に今回は7・8・9月の年中行事をご紹介いたします。

【7月:お中元】

7月15日はお中元の目安となります。

 

お中元の起源は,古代中国の「三元(上元:1/15に天神様,中元:7/15に慈悲神様,下元:10/15に水と火の神様をまつる風習)」にあります。この中元が仏教の盂蘭盆会と結び付き,日本では先祖の霊を供養するようになり,親類などへお供えものを配る習慣ができました。江戸時代になると,親類やお世話になった人へ感謝の気持ちを込めて贈りものをする習慣へと変化し,上半期の区切りに際してお中元を贈る風習が定着しました。
 
本来,中元は旧暦7月15日をさし,お盆のお供えものを贈っていた風習に由来するため,お中元を贈る時期は地方や家によって異なります。大別すると,東日本では新暦でも7月15日の日付で考え,7月初旬から7月15日まで。西日本では月遅れのお盆で考え,8月初旬から8月15日までが目安とされています。最近は東日本式にするところが多くなり,7月に集中することから6月下旬に早める人もいます。

【8月:五大送り火】

京都の風物詩,「五大送り火」は,京都の盛大なお祭りです。

 


夏の夜空を彩る「京都五山送り火」は,お盆の精霊を送る伝統行事です。
東山に大の字が浮かび上がり,続いて,松ケ崎に妙・法,西賀茂に船形,大北山に左大文字,
そして,嵯峨に鳥居形が点ります。これら5つの送り火はすべて京都市登録無形民俗文化財です。

その起源は諸説に分かれるのですが,平安時代とも室町時代ともいわれ,
長い間,京の町の人々に親しまれています。この五山の送り火はお盆の先祖供養の
一般信仰「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びついたもので,お盆に帰ってきた
先祖の魂(精霊。「おしょらいさん」)を各家で供養した後,再びあの世に送り出す
という意味があります。

大文字の送り火は護摩木に自分の名前と病名を書いて
火床の割木の上に載せて焚くと,その病が癒るという信仰があり,
また消炭を持ち帰って粉末にして服すると,持病が癒るとも言われています。
送り火は,京都三大祭(葵祭,祇園祭,時代祭)に加えて,京都四大行事とも言われています。


【9月:十五夜・中秋の名月・お月見】

9月29日は十五夜・中秋の名月・お月見の行事が行われます。

 

十五夜といえば,一般的にはお月見をする旧暦8月15日の「十五夜」をさします。
十五夜は「中秋の名月」と呼ばれる秋の美しい月を観賞しながら,秋の収穫に感謝をする行事です。

旧暦では7月~9月が秋にあたり,初秋は台風や長雨が続きますが,
中秋は秋晴れも多く空が澄んで月が美しく見えます。
お月見の風習は中国から伝わり,当初は平安貴族が月見の宴を催して風雅を楽しんでいました。
やがて月見が庶民に広がると,実りに感謝する行事になっていき,
芋類の収穫祝いをかねているため,「芋名月(いもめいげつ)」という別名で
呼ばれるようにもなりました。


いかがだったでしょうか。
普段注目しない行事に対して興味を持ってみると意外な発見があるかもしれません。
塾で学んだことと身の回りにあることが紐づけられると一生モノの知識として
定着していきますので,是非色んな事に興味を持っていきましょう!


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