2025/09/16実籾CSNew!
暗記力 上げる コツ
こんにちは。進学塾3Arrows実籾CSの髙橋です。
今回は, 小学生や中学生のみならず誰もが必要としている「暗記力」を上げるコツを, 3つご紹介します。
1, 音読する
これは有名ですね。音読をすると, 目だけでなく耳からも情報が入ってきます。さらに, 口を動かすという「動作」も加わります。
このように多くルートから脳に知識が入ってくるので, より記憶に残りやすくなるというわけです。
本筋からは逸れますが, 音読には「言語の感覚が磨かれる」という効果もあります。
学校の教科書や塾のテキストは正確な日本語で書かれているので, それを音読することで正しい日本語の使い方やリズム感を身体で覚えることができるのです。
英語のテキストを音読すれば, 英語の感覚が鍛えられます。
もっとも, ただ音読をするだけではあまり意味がありません。脳を動かしてしっかりと内容を把握しながら音読しましょう。1回では難しいので, できるまで何度も音読しましょう。
2, 「なぜ」を考える。

これは特に社会の勉強に有効です。ただただ出来事, 年号, 人物名, 地形, 政治などの用語を丸暗記するのではなく, 「なぜ, この年にこの人物がこういうことをしたのか?」, 「なぜ, この地域ではこの産業が盛んなのか?」などと, 背景や理由を考えてみましょう。
背景や理由がセットだと, ただの単語の羅列にもストーリー性が生まれ, 暗記しやすくなります。
また, 背景や理由を知っておくと, もしテスト中に用語を忘れてしまっても, 背景や理由から芋づる式に思い出せるという利点もあります。
塾の授業にはそのような「背景や理由」の解説がてんこ盛りです。暗記は1人でもできるかもしれませんが, 塾で背景や理由を学ぶと格段に覚えやすくなりますよ。
余談ですが, 早いうちにこの習慣を身につけておくと, 高校入学後の英単語の暗記が圧倒的に楽になります。

3, 覚えたことを暇なときに呟いてみる
これは復習になるだけでなく, 頭の中のイメージを言語化してアウトプットすることにもなります。
何事も, 自分の言葉にできなければ本当に理解したとは言えません。自分の言葉にできなければ, それだけ理解が浅いので, すぐに頭から飛んでいってしまいます。
ですから, 暗記したことを自分なりに言葉にすることが大切なのです。家の中でもいいですし, 登下校の時間や掃除の時間, 塾への行き帰りの時間でもいいと思います。周りに迷惑をかけないタイミングで, どんどんアウトプットしてみましょう。
こうすると, 自分の記憶や理解が案外あいまいなことに気づくと思います。そこで落ち込んではいけません。冷静に粛々と復習しましょう。覚えられていないところは伸びしろなのです。
まとめ
これら3つ全てに共通するのは, 「脳を刺激する」ということです。
受け身で機械的に覚えるのではなく, 自ら積極的に考え, 脳に適度な負荷をかけることで暗記力は上がります。
特に3つ目は強力です。科学的にも大きな効果があることが認められています。
もちろん, なかなか思い出せず, 上手く言葉にできず, ストレスが溜まるので万人におすすめできる方法ではありませんが, 試してみる価値はあるのではないでしょうか。