Arrows日誌

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2024/05/24実籾CSNew!
必見!国語科勉強法!!!
こんにちは!
実籾CSの福田でございます。
 
夏を感じさせる天気,気温の日が多くなりました。
中学生は定期テストが直前に迫っている時期です。気合十分!の中で勉強している中学生が沢山いるはずですね。

前回・前々回と社会科,数学科の勉強法について,岸岡・長谷川による記事の執筆がありました。
今回は,福田より国語科について書いていきます!


さて,「国語」と聞いて、皆様はどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
文章を読むだけ?漢字の読み書き問題?中学生になると古文・漢文といった古典作品の読み取り?
色々なものが思い浮かぶことかと思いますが,核として『文章を読む』ことを挙げる方は多いと思います。

一方で,他教科と比べると,如何せん「国語が苦手で…」というお声を聞く場面はあまりありません。
ただ,文章を積極的に読もうとしない,という声は近年よく伺うようになっています。

そのような中で,お預かりしている生徒の国語の文章問題を解いている様子を見ると,
一文ずつ,内容を正しく読み取れていないことが非常に多いです。


話が変わってしまいますが,国語の成績向上の方法として,
一般的には「読解力を身に着ける」ことが重要だと言われます。

では,「読解力」とは何でしょう?
文章の内容を理解することでしょうか。それとも,書かれている内容を整理する力でしょうか。

確かに,書かれている内容を理解することは非常に重要です。整理する力も大事です。
しかし,最近の国語指導の中で,
「文章を読んで内容を理解する」ことができない子どもたちを沢山見るようになりました。
これが,いわゆる「読解力」がない,と近年言われている状況なのではないでしょうか。

ただし,「読む」とは,どういうことでしょう?
広義(広い意味)で捉えるならば,『声に出して理解する』こと,という意味なるかと思われます。
では,常に声に出して読んで文章内容を理解していますでしょうか。

……身につまされる思いになる方もいらっしゃるでしょう。
かくいう私も,小学生のころは音読が大嫌いでした(笑)

しかし,声に出して読むことの重要性は,岸岡の社会科の記事にもある通りです。
指示語の内容や,感情を表す部分に線を引きながら読むだけでも内容の読み取り度合いが高くなるはずです。
「音読」をする中で,どのような文章内容なのか,指示語の指し示す内容は何なのか,
登場人物の心情はどのように表現されているのか。
更に付け加えると,「意味のわからない言葉があるのか,それともないのか」を確認することも重要です。


先程お話差し上げました,一文ずつ内容を正しく読み取れていない理由は,「読解力」にあります。
では,その「読解力」を高めるためには何が必要なのか。

もう答えは出ていますね。
そうです。「音読」です。

ただし,ダラダラと声に出して読むのでは意味はありません。
言葉の切り方,言葉の意味,文章の内容…
頭をフル回転させながら,文章を読んでいくことが大事です。

そして,音読をするのに慣れてきた暁には,
「感情が表されているのならば,その原因たる出来事が発生している」
「抽象表現があれば,具体例が必ず書かれている」
「意見と事実内容の読み取りを正確に行う」
といった,さまざまなテクニック・手法にチャレンジしてみましょう。

しかし,まずは文章をスラスラと読めるようになってからこそ,
次のステップたる細かな内容の読み取りができるのではないでしょうか。

声に出して読む中で,漢字の読みを確認することもできますね。
言葉の意味がわからなければ,その場でノートに書き写し,読み終わった後に辞書を使って意味調べをする。
調べた意味はノートに書き写しておく。

実は,国語って音読をするだけでも色々なことを同時に進めなければならない科目です。
こうやって書き出してみると,実は「読む」だけの科目ではないのがお分かりかと思います。

案外,国語という科目は優先順位が低くなりがちです。
順位を上げなければならない!というわけではありませんが,今までにご説明したやり方をやっていこうと
すると,一朝一夕で身に付きません…。

だからこそ,早い段階から「読む」ことを徹底的にやり抜く習慣を持つべきです。


言葉遣いや漢字といった細かなレベル,というよりは大まかなお話となりました。
国語が苦手な方は,まず積極的に「音読」してみましょう!


 
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