2025/04/25実籾CSNew!
千葉県高校入試・英語の注目問題!
皆さん,こんにちは。
3Arrows実籾CSの福田でございます。
本日はシリーズ【高校入試の注目問題】というテーマでお送りいたします。
国語・数学・社会と解説記事がアップされ,今回は英語についての記事となります。
本来,試験となると平均点付近が最も得点分布が高くなり,山の形に近いグラフになる傾向にあります。
いわゆる『正規分布』と呼ばれるグラフになることが多いのです。
しかし,千葉県公立高校の英語問題は,かれこれ5年以上二極化の激しい問題傾向となっています。
高得点の取れる受験生となかなか取れない受験生の二つに分かれる場合が非常に多いのが特徴です。


こちらのグラフは,令和6年度(2024年度)入試における国語と英語の得点分布のグラフになります。
真ん中の線が各教科の平均点を示していますが,国語は正規分布に近いグラフとなっています。
一方,英語については,国語と比べるとかなりつぶれた形をしているということがお分かりかと思います。
それだけ,点差がつきやすい問題となっているということが読み取れます。
そのような入試でございますが,今年2月に実施された令和7年度入試において,
福田がピックアップする問題は,大問7と大問8です。
大問7は読解問題となっており,2つの問題にわかれています。
一つ目の問題は発表場面を問題にしています。
総単語数は304語でしたが,昨年度まで出題されていた本文内容に合うグラフを選ぶ問題がなくなり,
内容に合うイラスト選択する問題へと変更されています。
また,二つ目は,こちらは例年通り,広告に関する問題です。
問題の総単語数は218語でしたが,昨年度の同じ問題では単語数は176語でしたが,今年度の入試では
なんと40語以上も増えています。
40語というと,およそ4~5文程度英文が増えていることになります。
問題形式は,イラストの数が減少し,英文和訳の力が問われるものへと変わっております。
大問8も同じく読解問題ですが,昨年度431語使われていたことに比べると,今年度の問題における
総単語数は418語と若干ながら減少しました。
脱文挿入の問題がなくなったことや,英作文問題における語数条件が6~10語に変更という点もありましたが,
『適当でない』選択肢を選ぶという問題が新たに出題され,より深い和訳・文脈理解が問われるようになっています。
大学入試改革の影響を大きく受け,4技能と言われるようになってからある程度の年月が経過した現在,
高校入試でも情報処理の能力,そして『読む力』が大きく問われる問題となっています。
これまで以上に英語の語彙力,日本語和訳の力が問われる入試であることから,日々の英語学習の積み重ねが
非常に重要な鍵を握ります。
小学生から英語学習が始まっていますが,本格的な学習が中学校から始まるという状況を踏まえると,
如何に英語への苦手意識をなくすか,壁を取り払えるかが重要と言わざるを得ません。
大きな苦手意識を持たずとも,英語学習をきっちりこなしていれば和訳がスムーズに行え,文法もしっかりと「理解できる子どもをよく見ています。
『鉄は熱いうちに打て』ではございませんが,日ごろの積み重ねが入試結果を大きく左右するからこそ,
英語に触れる,あるいは学習する機会を取ることが対策への第一歩と言えるでしょう。
是非,様々な学習方法を試してみるのはいかがでしょうか?

習志野市(実籾・東習志野・大久保)・千葉市(花見川・長作)・船橋市(三山)地区にお住まいの方,
英語学習に力を入れてみませんか?
是非,我々の授業をご覧になってください!